先ほど発表がありました
新元号は「令和」です。
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数年前、安倍内閣が発足して
やたらと目に付く人がいました。
このかた
菅義偉(すがよしひで)菅官房長官
今でこそおなじみですが当時は全然知らない政治家
(ごめんなさい、選挙区も違うので)
「この人誰、どんな人だろう?」と思って調べたことがあります。
変わった経歴でしたねえ
ちょっとびっくりしました。
秋田県の高校卒業後、集団就職で上京して働かれています。
「高校卒業後、集団就職で上京」
なんと懐かしいフレーズ
集団就職で上京
2019年現在で70歳
私たちより10歳ほど下となります。
私の世代で「集団就職で上京」はありませんでしたよ。
(地方によって違うと思いますが、九州北部です)
就職する人はいましたが それぞれに就職です。
「集団就職で上京」
は 私の親の世代です。
私の親は昭和ひとけた生まれ、
母の兄弟は2人ほど名古屋に集団就職したそうです。
当時は中卒での集団就職です。
昭和10年生まれだとして昭和25年(1960年)ころ、、
集団就職という形態はその後しばらく続いて減っていきました。
生活が豊かになって進学率が上がったからでしょうか、、
昭和40年代くらいまでのようです。
若い人には「集団就職」と言う言葉は死語ではないでしょうか
うちの子供たちも知らない思います。
このかたの場合は
「貧乏で進学できなかった」
と言うわけではなさそうです。
ウィキペディアには
「父から農業大学校への進学を勧められたが断り、
高校卒業後、集団就職で上京する。
「東京へ行けば何かが変わる」と夢を持ち上京した」
という記載が、
実際 実姉は大学に行かれているようです。
田舎で終わるのがイヤだったのでしょうか(推測)
板橋の段ボール工場で2年間 工場労働をされたようです。
ここからが すごい、、
とにかく自力で大学へ進学されます。
「秋田時代と変わらぬ日々を、板橋区の段ボール工場で過ごし、
現実の厳しさを痛感する。
上京から2年後、
当時「私立大学の中で一番学費が安かった」という理由で法政大学法学部政治学科へ進学する」(同、ウィキペディアより)
(ウィキペディアさんからのキャプチャー)
出身校は「法政大学」となっています。
前職に「段ボール工場作業員」が異質に並んでおります。
この切り替え、人生のリセット、
できる人できない人でその後の人生は違うのです。
私なら
「こんなはずじゃなかった」と思いながらも
「世の中こんなもんだ」と自分を納得させて
いつの間にか
「こんなはずじゃなかった」とも思わなくなり
「これはこれでじゅうぶんじゃないか」という人生を送りそうです。
または
「こんなはずじゃなかった」と思い投げ出して自堕落な人生になりそうです。
就職をされた後大学に進学をされた方はほかにもいらっしゃるお思います。
本当に素晴らしいと思います。
学歴がすべてではないのですがやっぱり気になるところです。
田中角栄さんも「小学校卒業」が最終学歴でした。
うちの父は「尋常小学校」が最終学歴でした。
「中学校に行きたかったけど貧乏で行けなかった」
と生前言っていました。
コンプレックスでもあったようです。
政治家となり、テレビでいつも会見をされるまでになるには
大学卒業後もすごく努力された結果だと思います。
東大京大等を卒業された方がゴロゴロいる政治家の世界、
2世3世がゴロゴロいる政治家の世界です。
親も政治家ではなく、
高卒、集団就職、をされた方が
「新元号の発表をする人」になるなんてすごくないですか?
「すごい努力」と「運」もあったと思いますが
「できる人」「切れ者」 なのでしょう
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